擁壁の地震によるき裂の相談に乗らせていただき、受注させていただきました。20メートルの私道の旗竿地、急斜面、高低差2.2m、狭小スペース、隣地利用の施工、ガス工事店の地震影響の対応遅れ…と、困難な条件続きの擁壁工事です。
H2.0の擁壁に斜めのき裂 鉄筋を切らずにコンクリート増し打ち補強 私道勾配20°が20m
仮設、準備工事
隣地テラス屋根解体 隣地敷地内に仮設足場設置 敷地内樹木撤去
撤去・掘削工事
門柱撤去(通路確保) ダンプは20°の斜面に駐車 電気引き込みやり替え
擁壁上ブロック撤去 建物際掘削 仮設土留
擁壁際掘削 底盤が擁壁から40cm 雨養生
補強方法の変更
当初、亀裂部分の鉄筋を保護しながら擁壁を斫り、鉄筋とコンクリート量を増量ししての擁壁補強復旧を目指していましたが、擁壁裏をそこまで掘削した時点で、擁壁の底盤が立ち上がりから40cm(
全体で70cm)と、既定の半分程度しかない事が判明、擁壁の亀裂部分を斫る事で残存擁壁の転倒を避けるために、擁壁背面を補強しながらの超厚底盤に方針転換しての、コンクリート増し打ちを行っています。
計画断面の変更 基礎1回目コンクリート増し打ち 配筋
斜路にポンプ車を停めての打設 生コン打設 型枠バラシ
2回目基礎増し打ち 配筋 型枠バラシ
3回目基礎増し打ち 基礎B配筋 基礎@A上の配筋
建物際型枠ブロック基礎の配筋 コンクリート打設
型枠ブロック土留
建物際は型枠ブロックにも控え 建物基礎下にサポート埋め 立ち上がりコンクリート打設
型枠ブロック内埋戻し 型枠ブロック外埋戻し
枚方市香里園 (`18年 平成30年7月着工) 大阪北部地震被災