2018年04月23日
先週、知人の紹介で、他社でリフォーム中お客様を紹介していただき、屋根と外壁の長期的なメンテナンスについて相談をお受けしました。築35年の木造平屋の中古住宅を購入された若いご夫婦、お子さんも小さく、手を入れながらこの家に住みたいとの事。購入と同時にリフォーム会社と契約し施工中のところ、屋根や外壁について心配になった様です。
生涯住み続けるとなると35年として、築後70年。いつかは屋根の葺き替え、また外壁のやり替えが必要になります。寿命70年と仮定した家を無計画に騙し騙し補修して住み続けたとして、仮に築後55年目に限界が来て、屋根や外壁をリニューアルするのが得策とは言えません。長期的な計画が必要となります。
木造土壁の平屋とは言え、南海地震・東南海地震を考えれば耐震補強は早めにしたいものです。内装リフォームをしたため、構造補強は外壁のやり替えの際、外部からの構造金物入れ若しくは、構造用合板張りとなります。
家屋の購入、内装・設備リフォームを行なった若いご夫婦ですから、予算の制限も有る事でしょう。今回は屋根瓦の漆喰補修と、外壁モルタルの割れ部分のコーキング補修だけを行います。
本日は、モルタル外壁のひび割れ部分の補修、外壁吹付の表面が浮いている部分は、切削して変性シリコンでのコーキング補修を行いました。