大阪市内の狭隘の角地、長屋の2面切取手バラシ解体及び旧河川底の軟弱地盤地への新築事例
自社〈設計・施工・監理〉
完了

 
2階洋間                       Before                      After

平成25年(`13年8月完工)

収納
 
玄関下足入(基礎偏芯)              1階和室床下収納                2階天井収納(電動階段)

湿度調整(エコカラット)
 
玄関 エコカラット                  2階WC エコカラット               2階サンルーム エコカラット

設備機器

システムキッチン(W2250)             ユニットバス(16-16)               洗面(750+袖150)

建て方〜上棟、金物補強
 近年ではコンピュータの管理の‘プレカット’で工場で事前に準備され、現場で組み立てるだけになっています。(各部材に書かれた記号もすべてコンピューターによる一元管理です。)




防蟻処理                      木材筋交での補強               上棟後、屋根や床板を敷きます。

土台据え付け
 基礎コンクリートの養生後、基礎の上に通気パッキンを置きその上に土台を据えます。

土台の長手方向の継手              土台の繋ぎ                   床下の断熱材

基礎工事
 近年、木造住宅の多くは、ベタ基礎が採用されていますが、基礎工事前に、適切な位置への給排水の事前工事が必要となります。
 
 掘削〜砕石〜防湿シート敷き           捨てコンクリート〜基礎配筋          外型枠たて込み

 
 底盤コンクリート打設               立ち上がりコンクリート打設            アンカーボルト

杭工事
 地盤調査したところ昔の河川跡で支持層まで9.7mと、単純に鋼製杭を打つと莫大な金額になるため、あらゆる杭工事の中から比較検討し、建築技術性能工法の“HySPEED工法(天然石パイル工法)”を採用、安心な地盤を安価で提供します。
 直径40cmの竪穴を支持層まで掘り砕石を埋めて、砕石の柱を地下に造るのが一般的ですが、当現場は2面の長屋を切取解体した狭小地、敷地内に10m近い穴を何本も掘るのは危険ですしコストも嵩みます。

 

徹底した現場管理                 慎重な手順                  地中の砂質土

“HySPEED工法(天然石パイル工法)”は地盤のバランスを綿密な解析の上に成り立つ設計であり、その施工に関しては徹底した現場管理が不可欠です。今回解析したバランスは杭の深さ3.25mです。 

 
砕石を締固めながら投入              杭間の距離もバランスよく             施工後の載荷試験

施工:アーテック・にしかわ 設計・監理:アーテック一級建築士事務所 
大阪市生野区 (`13年 平成25年5月着工)